■この20年間で子宮がん発症者数が急増

女性が発症する子宮がんは、大きく分けて子宮頸がんと子宮体がんの2つですが、全体の約70%を子宮頸がんが占めているため、多くの方が受けるのは、子宮頸がん検査の方だと思います。近年、子宮がん発症者数が急増していて、この20年間で約2倍にも増加しています。この子宮がんは、私たち一般人だけでなく、多くの有名な芸能人の方たちも発症しており、ZARDの坂井泉水さん、森昌子さん、原千晶さん、向井亜紀さん、大竹しのぶさん、仁科亜希子さん、三原じゅん子さん、和田アキコさん、古村比呂さんなどがいらっしゃいます。

■性交渉の経験がある女性は必ず受けましょう

子宮がん発症者数が増加傾向にあることから最近子宮がん検診への意識が高まってきていますが、一度でも性交渉をした経験がある女性は、必ず子宮がん検診を受けておいた方がいいでしょう。なぜなら、子宮頸がんば、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因と言われており、このウイルスは、性交渉をすることで女性の誰もが感染する可能性があるからです。また、子宮がん発症者数が増加してのは、性交渉の低年齢化も関係しているのではないでしょうか。ですから、早いと思われるかもしれませんが、性交渉の経験がある女性で20歳を過ぎている方は、できれば年に1回は検査を受けておくべきなのです。


■再発や他の部位にまで転移するリスクがある

先程紹介した芸能人を見ていくと、子宮頸がんを発症して手術で一度は回復されたものの、その後、再発したり他の部位にがんが転移している方が多いですね。例えば、ZARDの坂井泉水さんは、子宮頸がん発症後、病巣の摘出手術を受けていますが、のちに肺に転移しています。また、女優でタレントの原千晶さんは、子宮を残す円錐切除術をして復帰後に、子宮頸がんが再発し、リンパ節への転移したそうです。さらに、女優の仁科亜希子さんは、子宮頸がん発症して復帰以降、胃がん・大腸がんと2度がんを発症されています。このように、子宮頸がんは、再発や他の部位への転移のリスクが高いがんなので、性交渉の経験がある女性は、20歳を過ぎたら定期的に子宮がん検診を受けるようにしましょう。