■がんの死亡原因で肺がんは第1位

日本におけるがん死亡原因の第1位なのが肺がんで、全てのがんの中で肺がんによる死亡が約20%占めていることがわかっています。女性よりも喫煙本数が多い男性の方が罹患率・死亡率が高い傾向があります。芸能人にも肺がんにかかった方は多く、愛川欽也さん、渥美清さん、筑紫哲也さん、仰木彬さん、柴田恭兵さん、峰岸徹さん、吉田拓郎さん、梨元勝さん、三遊亭円楽さん、喜味こいしさん、松下幸之助さん、つかこうへいさん、内山田洋さん、ジョー山中さん、ジョニー大倉さん、三五十五さんなどがいます。肺がんは、がんの中でも特に死に至る確率の高いと言われていて、早期に発見できて元気に芸能界に復帰されている方もいますが、発見が遅れて亡くなられた方もたくさんいるようです。

■ヘビースモーカーは特に要注意

喫煙者は肺がんになりやすいというデータが出ているので、ヘビースモーカーの方は特に注意が必要です。若いうちから喫煙経験がある人ほど肺がんになりやすく、その危険度の目安は喫煙指数で判断できます。喫煙指数は、「1日の喫煙本数×喫煙年数」という計算式で出すことができ、肺がんのリスクが高いと判断される指数の目安は600以上です。また、40歳以上の方で6ヶ月以内に肺がんの症状である血痰が見られる場合も、肺がんのリスクが高いと判断した方がいいでしょう。あと、気を付けておきたいのが、タバコの副流煙です。直接喫煙しなくても周りの誰かが喫煙した際に生じる副流煙を吸っていると、肺がんになるリスクが約20~30%高くなるというデータがあるからです。


■自覚症状が出てからでは手遅れの可能性が高い

肺がんの症状としては、咳・痰・息切れ・胸の痛み・体重減少・食欲不振・体のだるさなどがあります。しかし、これらの症状は風邪の症状に似ているし、喫煙者はタバコのせいだと勘違いしてしまうことが多く、気付かずにそのまま見過ごしやすいようです。また、肺がんは初期段階では自覚症状が出にくく、長期間咳が出続けたり、血痰が出たり、ひどい呼吸困難などの自覚症状が出た時には、すでに肺がんが進行していることがよくあります。愛川欽也さんは、発覚した時にはすでに末期状態で帰らぬ人になりましたが、初期段階で発見できた柴田恭兵さんは無事肺がんを克服されています。なので、自覚症状が出て手遅れになる前に、特に喫煙者は自覚症状が出てなくでも、40歳になれば肺がん検査を受けておくようにしましょう。